2005-01-01から1年間の記事一覧

〆切欠乏症

というわけで,久しぶりに「〆切が切迫していないよー!」の3連休。さぞかしマターリと思いきや,たまっていた家族サービスに精を出したら寝込んでしまったw。〆切の緊張感に解き放たれて,抑えていた病原菌が元気になったもより。*1 鈍行列車の旅はお預け…

拾うネ申あり

心身ともに疲労の極地だったし,講義や〆切がわんさかきてたとき,編集部から「今月号の連載はお休みにしていただけませんか。」とネ申の御言葉。原稿が集中して予定ページ数を大幅に超過したらしい。自己都合の休載は自慢じゃないが1度もなかったので,編…

持ち込み原稿

といっても自薦原稿の持ち込みではない。分厚い二校ゲラを抱えて飛行機に飛び乗り,〆切当日に編集部へ持ち込んだ次第。久方ぶりに飛行機の中でも仕事をした。*1 何せ,本来の〆切を延ばしに延ばしてもらったら,1年を経過していたから(汗。 *1:いつもは大…

のまネコ

でも,ホント「のまネコ」のキャラはオリジナルのころからかわいいですね。私は,何を隠そう,大ファンなんです。もちろん,モナーに萌えですよ(w。

エ○ベッ○ス

ここは,2chのマスコット「モナー」にインスパイア*1された「のまネコ」を商標だかなんだか登録しようとして,ネットで総すかんを食い,取り下げたそうだ。*2 それに対して,ご存知「ひろゆき」氏が「のまタコ」での公開質問状で,エ○ベッ○スに対抗したと…

○太郎判決

詳しいことは知らないが,○太郎は特許を侵害しているので販売などの差し止め命令が裁判所からでたが(判決文は○ードで書いたそうだw),今度は,特許とか権利を侵害してなくて,むしろ某巨大電機メーカーの特許が無効であるという高裁判例が出たらしい。 だ…

ジャ○トシステム

この会社がネットに手を出して左前になったとき(今は回復),こりゃ○太郎は危ないと思って,当時のワープロデータファイルを一斉にテキストファイルに転換したことを思い出した。そのうち,○ードで○太郎ファイルが読め,○太郎で○ードファイルが読めるように…

AAとFM

アスキーアートとそのご先祖のフェイスマークは,なぜか癒しと和みと親しみを感じるので,これに反する荒らし系AAは嫌いです。もともとAAは言葉だけの通信からくる行き違いを避けるためにニュアンスを2次元で伝える素晴らしいゲージツと思っているだけ…

人生観

幸か不幸か,そのころ,この人が実は語学ができるらしいという噂が広まり(語学を究めた人に特有の言動が滲んだと思われ),退院直後に翻訳の仕事がまわってきても,中学〜大学の赤点や追試の成績を盾に語学音痴(復帰後は確かに音痴レベル)を堂々と公表し…

不幸中の幸い

幸いというか,この人が英会話がペラペラに達したことは知らない人がほとんどだったから,この人が突如英会話ができなくなったことに気付いた周囲の人はいなかったらしい。また,モーツアルト研究は嫁さんも知らなかったというから,曲名・ケッヘル番号DN…

ある悲劇

ある人の手記をナイショで読ませてもらったことがある。この人は,脳梗塞を起こして職場で倒れ,病院で生死の境をさまよった挙句,幸運にも自然治癒して,奇跡の生還を遂げたし,見た目には何の障害も残らず,平然と職場に復帰したとしか聞いていなかった。 …

どうせなら

彼には徹底的に争って高裁の判断仰いでもらえば,ことは「高等」な裁判所だからw,結論はどっちでも判決の重みが出て,我々もサイトチェックでやっていいこと悪いことの判断基準に自信を持てたと思う*1。 しかし,彼が早期に法律上の責任を確定して社会復帰…

例の法律はねー

一回読んでも分かりません*1。聴いたら法律の専門家の弁護士サメや検事サメも一読で了解できないらしい*2。 ただ,極超速のブッチャケは,3条2項の1号がパスワードクラッキングを,2号と3号がパスワードクラッキング以外の無権限アクセス全部を,それぞ…

民事は和解で終了

これは素直に喜べた。事案からいって数十万円から数百万円の損害賠償が認められてもおかしくないからだ*1。民事に故意はいらないし,違法に他人の権利を侵害すれば損害賠償の責任を問われるからだ*2。 彼の動機には,穴あきサイトに警鐘を鳴らしたい!という…

斧事件の刑事判決

刑事事件の判決文がリアル社会の判例時報で公開された。法律の適用とか解釈とかゴチャゴチャしたことはさておいて*1,模倣犯の出現まで招いた事前通報なきバルナビリティの公開は,モラルからしてやっちゃいかんよな〜。やられた被害者になって見れば即わか…

緊急着陸のライブ

A−320の例の前輪障害が発生し,前輪横向きのまま緊急着陸となり,機長の絶妙の着陸ワザで着陸に成功。\(^▽^)/ 何よりも,前輪ロックのまま当然火を噴きながらなのに,コースを維持して滑走路上に停止することに成功し,緊急脱出用のエアシューターす…

『海底からの生還』*2

海底で遭難した潜水艦からの乗員救出システム(モンセンの肺,レスキューチェンバー)を開発した男の物語。お役所仕事と縄張り争いに翻弄されるところで苦笑の連続。だけど,その粘り強さには脱帽。 公務員の方や半官半民組織の方には一読をお勧めする。 <…

『潜水艦諜報戦(上・下)』*1

潜水艦乗りのノンフィクションだが,当時USSR下のオホーツク海に潜航し,海底ケーブルに盗聴器を仕掛けてくるという壮大な現実ドラマ。せっかく盗聴器を仕掛けたけど,スモレンスクとモスクワの通話には,単身赴任の浮気を心配する奥さんの電話,浮気相…

『U−571』

という映画の地上波放送を見て,リアリティはともかく*1,Uボート&エニグマというネタに引かれて,最期まで見た。航空パニック映画といい潜水艦パニック映画といい,狭い閉鎖空間での人間ドラマは,それだけで見ごたえはある。ただ,エニグマ暗号機くらい…

緊急制動妄想

ネコ耳スポイラーはデザイン的に気に入ったが,真の緊急制動なら,スペースシャトルやF1戦闘機のように最後尾に急減速用のパラシュート3発が一番効果がある。しかし,これ新幹線でやったら,架線や電柱そして対向車がガタガタになって実現不可能(w。そ…

時速400km突破

新型モータと軽量化と空力特性に優れたフォルムで,あっさり最高速度400km/hを突破*1してしまった。レール走行では300km/hが限度だからリニア新幹線を作るんじゃなかったっけ!と突っ込みを入れてはいけませんぞ。鉄道オタクは素直に喜ぶべし(w。*2 …

ネコ耳新型車両

次世代型新幹線試験車両「FASTECH360S」*1 *2 *3には,緊急制動用のスポイラー(空力抵抗板・空気抵抗増加装置)が付いたが,これを出すとまさに「ネコ耳新幹線!」。スポイラー出したまま走った方が可愛くていいのではないか(マテ。 *1:「Fast …

新幹線事故

ご存知柳田邦男氏を有名にした新書である。ほとんどの事故例が,ATC(CTC)の問題事故である点が新幹線らしい。電磁誘導の偽信号とか,ダンパーのフラッタリングとか,接触不良とか,それも,失敗したり,機器を蹴飛ばしたり*1したときに問題が生じる…

新幹線多重衝突セヨ

元新聞記者・現弁護士という作家和久俊三氏の小説。コムトラックやCTCの描写は正確だが,この手にありがちな技術説明っぽい内容で,氏の特徴のとおり,登場人物のキャラの設定や人物描写がパターン化されている*1。もちろん,今は,この小説の手法を真似…

新幹線大爆破

というギョッとした映画がある。個人的にはいろいろ思い出のある映画だが,旧国鉄が協力全面拒否*1という素敵な映画で鉄道マニアは必見(SLも出るよ)。安全のためにはフェイルセーフで停まる新幹線の盲点を突いて,停まったら爆発するから身代金寄越せと…

先に結論ありき文

先に結論ありきの論文は次の特徴が顕著であろう。 (1) 価値判断を事実認定に先行させる*1 (2) 統計の分母を都合良く操作する*2 (3)一部で全部を判断する*3 (4) 都合のいい症例や過去例のみ採用する (5) 都合の悪い症例は特異値扱いとする*4 (6) 説明に詰ま…

事故分析

2週間かかって,やっと本棚に整理が済んだ航空事故関係の文献を読みなおした。予算の関係で通俗本ばかりだが,著者のスキルレベルや性格(価値観)が本文に反映していてそれなりに効果があった。一番いただけなかったのはタメニする理論で,当然ながら唾棄…

デムパ論文作法

恩師に教わった逆をやればよい。逆がギャグというオジンぎゃぐ。 1.キツネ目の文章 論者を攻撃できても権威は攻撃できない,という妄想に由来する。二言目には「マクルーハンが言ったように……」「米国憲法の権威ブランダイス判事が主張する……」を随所に盛…

論文審査

前にいた研究所で懸賞論文を審査したときに気付いたが,お手軽「ネット論文」をリアルでする人は結構いる。このときは,ポスドク,博士課程,修士課程……などの研究職の方からの投稿も多かったけど,先行研究や先行論文がほとんどない課題だったせいか,入賞…

ネットで論文

お手軽に「ネット論文」を書き散らすデムパの中には,およそ専門職の肩書に似つかわしくなく,公的資格すら詐取したんじゃないかと思うような人もいる。そのようなデムパスタンダード(造語)は次のとおり。 (1) 自説を仮説や妄想ではなく真理だと思ってる (…