論文審査

 前にいた研究所で懸賞論文を審査したときに気付いたが,お手軽「ネット論文」をリアルでする人は結構いる。このときは,ポスドク,博士課程,修士課程……などの研究職の方からの投稿も多かったけど,先行研究や先行論文がほとんどない課題だったせいか,入賞したのは,多数の研究職を抑えて,審査員の全員一致で,学部2年生の論文でございました。そのときの審査員の呑みながらの感想*1
  (1) 本文が長けりゃいいってもんじゃないぞー
  (2) 横文字文献引用羅列しても意味ないぞー
  (3) 重文複文多用して論旨を誤魔化すな,ボケ!
  (4) 自分が引用した文献くらい読め,スカタン
  (5) 自我のマス○ーベーションを論文でするなー
そのほか,2次会では,もっと盛り上がって
  (6) 勝手に造語するな!するなら定義くらい書け!
  (7) 誤字脱字誤変換まで他人のコピペするなー
  (8) 外国例を引いてくるならホントのこと書かんかい!
  ……以下自主検閲w……
 資格や肩書や実務の有無なんか,ハッタリきかんぞ〜っという体験。

*1:審査員は女性が過半数でしたが……w