2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

緊急制動妄想

ネコ耳スポイラーはデザイン的に気に入ったが,真の緊急制動なら,スペースシャトルやF1戦闘機のように最後尾に急減速用のパラシュート3発が一番効果がある。しかし,これ新幹線でやったら,架線や電柱そして対向車がガタガタになって実現不可能(w。そ…

時速400km突破

新型モータと軽量化と空力特性に優れたフォルムで,あっさり最高速度400km/hを突破*1してしまった。レール走行では300km/hが限度だからリニア新幹線を作るんじゃなかったっけ!と突っ込みを入れてはいけませんぞ。鉄道オタクは素直に喜ぶべし(w。*2 …

ネコ耳新型車両

次世代型新幹線試験車両「FASTECH360S」*1 *2 *3には,緊急制動用のスポイラー(空力抵抗板・空気抵抗増加装置)が付いたが,これを出すとまさに「ネコ耳新幹線!」。スポイラー出したまま走った方が可愛くていいのではないか(マテ。 *1:「Fast …

新幹線事故

ご存知柳田邦男氏を有名にした新書である。ほとんどの事故例が,ATC(CTC)の問題事故である点が新幹線らしい。電磁誘導の偽信号とか,ダンパーのフラッタリングとか,接触不良とか,それも,失敗したり,機器を蹴飛ばしたり*1したときに問題が生じる…

新幹線多重衝突セヨ

元新聞記者・現弁護士という作家和久俊三氏の小説。コムトラックやCTCの描写は正確だが,この手にありがちな技術説明っぽい内容で,氏の特徴のとおり,登場人物のキャラの設定や人物描写がパターン化されている*1。もちろん,今は,この小説の手法を真似…

新幹線大爆破

というギョッとした映画がある。個人的にはいろいろ思い出のある映画だが,旧国鉄が協力全面拒否*1という素敵な映画で鉄道マニアは必見(SLも出るよ)。安全のためにはフェイルセーフで停まる新幹線の盲点を突いて,停まったら爆発するから身代金寄越せと…

先に結論ありき文

先に結論ありきの論文は次の特徴が顕著であろう。 (1) 価値判断を事実認定に先行させる*1 (2) 統計の分母を都合良く操作する*2 (3)一部で全部を判断する*3 (4) 都合のいい症例や過去例のみ採用する (5) 都合の悪い症例は特異値扱いとする*4 (6) 説明に詰ま…

事故分析

2週間かかって,やっと本棚に整理が済んだ航空事故関係の文献を読みなおした。予算の関係で通俗本ばかりだが,著者のスキルレベルや性格(価値観)が本文に反映していてそれなりに効果があった。一番いただけなかったのはタメニする理論で,当然ながら唾棄…

デムパ論文作法

恩師に教わった逆をやればよい。逆がギャグというオジンぎゃぐ。 1.キツネ目の文章 論者を攻撃できても権威は攻撃できない,という妄想に由来する。二言目には「マクルーハンが言ったように……」「米国憲法の権威ブランダイス判事が主張する……」を随所に盛…

論文審査

前にいた研究所で懸賞論文を審査したときに気付いたが,お手軽「ネット論文」をリアルでする人は結構いる。このときは,ポスドク,博士課程,修士課程……などの研究職の方からの投稿も多かったけど,先行研究や先行論文がほとんどない課題だったせいか,入賞…

ネットで論文

お手軽に「ネット論文」を書き散らすデムパの中には,およそ専門職の肩書に似つかわしくなく,公的資格すら詐取したんじゃないかと思うような人もいる。そのようなデムパスタンダード(造語)は次のとおり。 (1) 自説を仮説や妄想ではなく真理だと思ってる (…

論文を書くには

学術論文を書くには何人の助手が必要か?というお題は各学部や学科・科目により異なるかも知れないが,こんなのデファクトスタンダードかな。 (1) 妄想(仮説・自説)を捏ね上げる人 (2) 文献をサーベイする人 (3) 統計データを収集する人 (4) 他説にイチャ…