少し冷静に

 今回のインシデント(ヒヤリハット止まり)は、事故要因4Mのうちマシンとマネージメントのフェイルセーフと言えなくもない。つまり、テネリフェ事故の教訓から空港地上レーダの導入が勧告され、管制官GCOが地上レーダを監視していからこそ、JAL機に緊急停止を命令できたわけで、その意味でフェイルセーフシステム(パイロットとベヒクルは時に暴走するからその対応をする)が有効に機能したというわけである。