リチウムイオン迷走?

【B787緊急着陸】過充電の形跡なし 運輸安全委 2013.1.23 22:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130123/dst13012322260014-n1.htm
>運輸安全委によると、離陸後のバッテリーの電圧は正常値のフル充電に近い31ボルトで一定していたが、操縦室で異臭がしたころに急激に低下。運輸安全委は「31ボルトを超えることはなくデータ上は過剰な電気が流れた状態はなかった」とする。
>米ボストンのローガン国際空港で出火した日本航空機の同型バッテリーも米運輸安全委員会(NTSB)の調査で電圧は正常値の範囲内だったとされる。
>ただ、飛行記録装置のデータは、バッテリー全体の出力可能な電圧の値だけ。バッテリーは8つのリチウム電池を直列でつないでいるが、運輸安全委は「各電池の電圧の偏りは分からない」としている。

2013年 1月 18日 10:26 JST 高まるリチウムイオン電池への懸念―「787」の事故受け
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323284004578248450106727868.html
>日本のジーエス・ユアサコーポレーションGSユアサ)製の787型機搭載の電池が、全日空日本航空の旅客機で起きた2件の問題の原因かどうかはまだはっきりしない。業界筋からは、配線や設置が一因となった可能性も指摘されている。
>787の事故の原因が何であれ、リチウムイオン電池は過充電をしたり、急速に放電したりすると過熱状態となり、過熱ないし損傷を受けた電池は発火する恐れがある。その燃焼温度は高く、可燃性のガスや炎、火花を放出して、爆発する恐れさえある。
>この危険性は、この種の電池が人気を高めたことに関係している。つまり、大量のエネルギーをため込むことができのだ。また、軽く、小さく、充電と放電の時間も短い。
>懸念にもかかわらず、航空機でのリチウムイオン電池の利用は広がっている。米軍のF35ライトニング統合攻撃戦闘機は仏バッテリーメーカー、サフト社が製造したリチウムイオン電池を使っている。同社に関してはこれまで安全性にかかわる問題は出ていない。
>787はほとんどの機能について電力に依存しており、これまでにない航空機と言える。ボーイングエアバス、その他のメーカーのこれまでの航空機は電力と、エンジンから引き出した機械力を組み合わせている。
>関係筋によると、電池への不安が高まる中で、FAAは広範なテストを行っており、少なくとも1件のテストでは電池が焼けてテスト設備が溶けたという。昨年の一連のテストではFAAはコックピット内でノートPC内の電池を発火させた。大部のマニュアルや地図の代わりにPCを持ち込むパイロットが増えているためだ。このテストは炎によるダメージよりも煙の影響を調べることに焦点が当てられた。テスト報告によると、煙を排出するために換気扇を強めて1分ごとに空気を全面的に入れ換えたという。

飛行記録は過充電示さず、ANAの787型機バッテリー=運輸安全委 2013年 01月 23日 19:46 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE90M01W20130123
緊急着陸については、異常がみられたバッテリーを中心に原因調査が行われている。現在、当該バッテリーは機体から外され、宇宙航空研究開発機構JAXA)の施設でCTスキャンの検査を行っている。JTSBと米運輸安全委員会(NTSB)の調査チームのほか、製造元であるジーエス・ユアサコーポレーションのエンジニアが参加。電源系を設計した仏タレス(TCFP)の関係者も、仏航空事故調査局の調査アドバイザーとして立ち会っている。
>また、国交省航空局と米連邦航空局(FAA)は、運輸安全委の調査と並行し、21日からGSユアサに立ち入り検査を行っている。トラブルが起きたバッテリーの設計・製造の過程で妥当な作業が行われているか調べており、検査は24日も行う予定だ。

 リチウムイオン電池はセルごとに電圧電流制御が不可欠で(以下略。
 超過勤務への抗議ストライキないしサボタージュもしくは駆込退職*1発熱だったりして(。_・☆\ ベキバキビシベキ