善意のディレイ

殺された孫。臨終に急ぐ祖父のため離陸を遅らせたパイロット
2011.01.17 11:00
http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8327.html
>いざ空港に着きましたが、LAX(LA国際空港)は荷物チェックイン、セキュリティ検査、どちらも長い長い行列ができていました。空港には2時間前に着いていたのに飛行機にはギリギリ間に合いそうもありません。
>ターミナルに着くと、自分が乗る飛行機のパイロットさんと発券業者さんがいて口々にこう言ったのです。

  • 「マークさんですね? お見えになるまで飛行機待たせてあります。この度はお孫さんのご不幸、さぞお辛いことと心中お察しいたします」

>なんとパイロットさんが11:50出発の便を12:02までホールドしておいてくれたのです。搭乗ブリッジを一緒に歩きながら夫は言いました。「なんとお礼を申し上げていいか...」。するとパイロットはこう言ったそうです。

  • 「どうせ僕がいないとどこにも飛んでいけないんだし、あなたを残して飛ぶつもりなんてなかったですよ。さあ、あとはリラックスしてください。我々がちゃんとお届けします。先ほども言いましたけど本当に大変ですね、心中お察し申し上げます」

>サウスウェスト航空ではいかなる事情があろうとも出発を遅らせてはならないという社員規則があります。が、今回に限っては事情を鑑み、処分を見合わせたそうです。

 キャプテンの旅立ちディレイが臨終旅立ちジャストオンタイム。