緊急脱出

 しかし、オペレータ側の緊急脱出は神業だった。あれほどの爆発的全面燃焼事故*1なのに、乗客のほとんどが降機準備中とはいえ、死者ゼロ全員脱出成功だから、この点はもっと称賛されてよい。
 最後の砦は、ヒューマン・ファクタが人命のフェイルセイフだった。ボンバルディア胴体着陸ハドソン川デッチングも、そうだった。m(_ _)m

AA2009-7 航空事故調査報告書
http://jtsb.assistmicro.co.jp/jtsb/aircraft/download/pdf/AA09-7-2-B18616.pdf

>別添6 緊急脱出の経過
(時系列表引用省略)
>○ 機長の緊急脱出準備指示から全員が脱出完了するまでの所要時間 : 約2分28秒
>○ 最初の乗客が脱出開始してから全員が脱出完了するまでの所要時間 : 約1分56秒
>ドア : 脱出時間
>3R : 約1分34秒 (最初の人が脱出開始してから
              最後の人が着地するまで)
>1L : 約1分41秒
>1R : 約1分10秒
>3L : 約1分24秒
>(注)3R以外は、脱出スライドが開いてから最後の人が着地するまでの時間

*1:事故調査報告書P78〜写真1以下