R600->R304

 JR東西線との直通に対応した尼崎駅の改良に伴い半径600メートルのカーブを半径304メートルに付け替えるとは,高速性や安全性よりも乗入接続利便性を優先するという大胆なことをしたもんだ,と当時は思っていたが。2005年4月25日午前9時18分頃にJR西日本福知山線JR宝塚線塚口〜尼崎駅間で死者107名負傷者555名を出した列車脱線転覆事故となって,露呈した問題。
 余裕のないダイヤ,私鉄との競合激化,日勤教育阪神大震災復旧出費による保守経費の削減などマネージメントやマテリアルの問題とともに*1,マシンの急カーブが速度超過で脱線を招きやすい設計が根本にあったということだろうか*2

*1:事故調は原因を「本件運転士のブレーキ使用が遅れたため」とする

*2:香港のカイタック空港の着陸直前の低高度90度変進みたいだ