運転室は聖域

 法律で部外者の立ち入りが厳禁されてます。鉄道会社の従業員が(国家試験代行の「指導運転士」でも)運転室に乗るときですら,「添乗(員)許可証」という腕章付けるくらい厳しく制限されてます(運転士はみな知っている。)。なにせ運転室の無断添乗者に気をとられて大事故になった前例があるだけにやむを得ない厳格な規則です。ここまで建前です。
 でも愛する息子がパパに会いたくて運転室のドアをガンガン叩いて泣き叫び,運行に支障が出そうになったら迷いマッスル。定時運行という生産圧力が半端じゃないのはJR西日本の空前の脱線大事故でご存知のとおりだし。本音では,息子を運転席に拉致監禁して定時運行を確保しようとした運転士の心情が判るだけに,懲戒解雇に涙です。