(01/18追記)

全日空B787 メーンバッテリー炭化 2013年1月18日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013011802000100.html
>運び出されたメーンバッテリー。ケース上部が膨らみ、側面に黒い物質がこびり付いている=17日午後、高松空港
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/images/PK2013011802100043_size0.jpg
>飛行中の発煙で高松空港緊急着陸した全日空ボーイング787は、機体前方の電気・電子機器室のメーンバッテリーから可燃性の電解液が噴き出し、内部が真っ黒に炭化していたことが十七日、運輸安全委員会の機体調査で分かった。電解液の噴出で、バッテリーは約二十八キロあった重量が約五キロ軽くなっていたという。
>安全委は十七日午後、メーンバッテリーを取り外し破損状況を調査。バッテリーに使われているリチウムイオン電池に過剰な電流や電圧が加わり、電解液が過熱・沸騰するなどして噴き出したとみて、第三者機関に解析を依頼するほか、電気系統の制御システムや配線に問題がなかったかも調べる。解析は約三カ月かかる見通し。
>小杉調査官は、何らかの原因でリチウムイオン電池に過剰な電流や電圧が加わって充電し過ぎた状態となり、電解液が過熱・沸騰して噴出した可能性が高いと説明。
>バッテリー内には、過充電や過放電を防ぐ「バッテリー・マネジメント・ユニット(BMU)」と呼ばれる制御回路があるが、こうした安全機能も正常に作動しなかったとみられるという。