整備のユルミ

脱線炎上列車に設計図と異なる部品
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120727-OYT8T00889.htm
>経過報告書によると、4両目の車底部から脱落して脱線炎上事故の引き金となったとされる「吊りピン」を留めていたナットや座金、割りピンなどの部品は依然、発見されていない。ただ、脱線炎上した列車に計12個あった吊りピンに使用されていた円形の座金は、いずれも外径が80ミリで設計図面で指定された座金(外径85ミリ)より小さかったほか、ナットが「手で緩む状態」となっていた吊りピンも一つ確認された。
JR北海道国土交通省によると、4両目の車両について「重要部検査」や「交番検査」、「仕業検査」など各種の車両検査を実施していた同社の苗穂工場や釧路運輸車両所では、検査の際にナットの締め付ける力の基準が順守されていないなど不適切な整備体制だったことが判明している。

 不適合不適切座金は,ボンバルディアの事故でも原因の一つだったわけで,大規模システムでも500円程度のワッシャが不適合でもヤバイわけで……。2ドル程度のIC不適合でソ連核ミサイルの誤警報を乱発した北米防空司令部(NORAD *1 )ゴースト事故を思い出す。