3/7追記

サービスレベルが時代遅れになった寝台特急日本海」2012年02月14日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120209/1039663/?bpnet&rt=nocnt
>「日本海」は大阪と青森の間を、その愛称の通り日本海に沿って走る寝台特急だ。記者が乗ったのは、青森発大阪行き。青森を夜の19時31分に出発し、大阪に着くのは翌朝の10時27分。実に15時間近く乗り続ける旅だ。寝転がりながら、のんびりと移動する。現代人が忘れかけている、ぜいたくな旅のように思えるのだが……そんな思いは、乗った瞬間に打ち砕かれるだろう。
>「この列車には、翌朝まで車内販売はございません。ジュース、お酒などの自動販売機もございません。途中の駅で購入することもできませんので、今のうちにホームでお求めください」
>出発前、こんな車内放送がまるで警告のように繰り返し流れる。
>もし、なにも用意せずに乗ってしまったなら、乗ってしまったが最後、一晩を飲まず食わずで過ごせというのだ(一応、冷水機だけは付いているが)。
>ないない尽くしは、食だけに限らない。まず、シャワーがない。そしてもちろんテレビはないし、電源コンセントもない。用意されているのはベッドだけだ。車内ではあまりにすることがないので、乗り慣れた客はさっさとベッドのカーテンをピシャリと閉め、寝に入ってしまうようだ。私の向かいの初老の男性もそうだった。
>例えば、このスマホ全盛の時代、電源コンセントなしで15時間は考えられない。記者はやむなく就寝時に電源を切って“節電”した。飲み物の自動販売機ぐらいあってもよさそうなものだが、それもなかった。ミネラルウォーターしか飲まないという人も多い時代に「冷水機がありますから」というのは言い訳にならないだろう。

 70年代レトロな郷愁を満喫する時代ではなくなったか……。