復旧オワタ\(^o^)/

東北新幹線、49日で復旧 「阪神より短期」支えた2つの進歩 2011/4/29 7:00
http://www.nikkei.com/news/print-article/g=96958A90889DE0E5E7E1E1E1E0E2E0E5E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E2E4E2E6E0E2E3E3E2E4E7E0;bf=0;n=96948D819791E08D918D8D8D8D8D;o=96948D819791E08D91E38D8D8D8D;m=96948D819791E08D8D8D8D8D8D8D;R_FLG=0
>「あれだけの地震だったのに被害も少なく、修復の段取りも良い」。震災から2週間が過ぎた3月28日、仙台市北部の岩切線路橋を訪れた土木学会のコンクリートや構造工学の専門家らによる合同調査団は、ほぼ元通りになった橋脚を見て感嘆した。……
東日本旅客鉄道JR東日本)によると、東北新幹線の大宮(さいたま市)―いわて沼宮内岩手県岩手町)の約500キロメートルで電化柱、高架橋など1200カ所が損傷した。阪神大震災の京都―姫路(約130キロ)、中越地震の越後湯沢―燕三条(約90キロ)と比べても被災区間は格段に長い。
>それにも関わらず復旧までの日数を約半分に短縮できたのはなぜか。第1の理由は、阪神大震災後に全国の新幹線などで順次進めてきた耐震対策を通じて、土木構造物の被害を一定レベルに抑えることができたことだ。
>今回の地震はそれに続く09年度からの「第2次補強対策」を進めているさなかに起きた。未対策の箇所でコンクリートが欠け落ちる被害などが出たが、「これまで耐震補強した場所の損傷は、見たところほぼ皆無」(岩城教授)。緊急度が高いところから補強を進めた結果、損傷が出た場合でも、復旧に時間がかかる落橋などには至らなかったのだ。
東北新幹線の運転再開を早めたもう一つのカギは、修復工事の技術やノウハウだ。
>今回の復旧工事は立ち上がりが素早かった。JR東日本の発表資料では、本震で損傷を受けた全1200カ所のうち、1カ月もたたない4月7日までに約90カ所を残して復旧工事が完了。同日に起きた最大震度6強の強い余震で計640カ所で復旧が必要な状態に陥ったものの、その後10日でうち85%まで修復工事を終えている。土木学会の調査団が仙台市の高架橋を訪れた時には、現場はすでにコンクリートを流し込み、型枠を取り外した段階だったという。
>それから16年。震災で蓄積された知識や土木技術の進歩が生かされた。ジャッキで桁を損傷前の高さに持ち上げ、早く硬くなるコンクリートなどで柱を補修する工法の導入などに加え、岩城教授は「使用する材料や人の調達も柔軟かつ適切に判断されていたようだ」と評価する。現場で手に入る適切な材料はセメント系かポリマー系かなどを見極めたり、3月31日時点で1日あたり約3000人が従事したという作業者を投入したり――。限られた条件の中、短期間で様々な判断を下し、実行していった。
>ほかの鉄道事業者も側面支援した。阪神大震災を経験しているJR西日本JR東海は震災後2週間で軽油4万6800リットルを提供し、3月28日からはこの2社の子会社・関連会社が作業員を合計約150人派遣。京浜急行電鉄西日本鉄道など私鉄も作業車両を送り込んだ。

 オールジャパン鉄道一家の団結と技術の勝利だお<(_ _)>。