怖い情報オーバーフロー

「鳥衝突情報、管制官の負担に」誤進入事故で運輸安全委 2010年7月30日11時59分
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY201007300265.html
>JEX機と管制官は、その前後に誘導路付近に鳥が落ちていないか確認するやり取りを日本語でしていた。管制官は同委に対し「管制用語に日本語表現を交ぜて使うことは負担だった」と証言。JEX機の機長と操縦士の会話に、誘導路での待機を呼びかける管制官の言葉がかぶり、聞き取りづらくなっていたことも分かった。
>同委は(1)日本語による鳥情報に注意が向いてしまった(2)繁忙時間帯に鳥衝突への対応で負荷が増大した――ことなどから、管制官がJEX機の誤った応答に気付かなかったとみている。

会話と重なり指示聞き違え 大阪空港の滑走路誤進入 2010年7月30日 10時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010073001000122.html
>このやりとりと、管制官が出した「滑走路手前で待機」の指示の一部が重なり、聞きにくくなっていたことが音声記録装置の分析で判明。操縦士は「待機」を聞き違え「滑走路を横断」と復唱し、管制を担当していた訓練生と監督者も復唱の誤りに気付かなかった。

 人間の脳も,通話トラフィックも,情報処理オーバーフローが重なったようだ。特に,機内では日本語,航空通信は国際条約で英語なんで,もともと負担が常にキツイので。人間の脳とCPUは,同時に2つのことはできない。マルチプロセッサでもダブルキャプテンでも,同期でシンクロとるしかないから結局同じことになる。