一度は操縦かんを

 YS−11が引退する。世界的なベストセラーになったのに官業の発想で結局赤字。「航続距離が短いからトイレは我慢してもらおう。」「なんでメーカーがローンの面倒見る必要がある。バカをいうな。」こんなのが基本設計段階から出ていたんだから。_| ̄|○
 低燃費ローコスト軽量化設計で当時としては画期的なコストパーフォーマンス機材だったが,トイレの増設でコストアップという信じられない設計変更。でも,一度は生きた操縦かんを握りたかったなー。*1

追記:
 YS−11は,機体設計の構造計算(得に安全係数)をガッチリやったため,当初は航続距離が基本設計仕様に達せず,500g単位で機体の構造材や内装をチマチマ削った(しかし安全係数はさほど低下しなかった)という。職人気質の塊のような秀逸な機材だったわけだ。

*1:一応操縦かん握ったがそれはモックアップなんで