罪のないイタズラ

 「うちのパパは,若いとき米国のリンリン研究所でアルバイトしてたの。そこで,欠伸して『Ah』っと言った瞬間,アイデアが浮かんで,A言語ってプログラミング言語でっち上げたの。ホントは,A言語のAって,『でっちAGE』のAなんだけど,米国人は,A言語のAは,欠伸の『Ah』だって思ったんだって。」
 「それで,作ったA言語をデニスってリッチな叔父さんに売り飛ばしたんだって。そしてたらね。デニスって叔父さんは,洒落がきついから,多少いじくってマイナーチェンジして,『ベータ版だから』って「B言語」って名付けたんだって。だけど,このプログラムは,変人パパが作ったものだから,どうしても,C調なんだよね。だから,そのうち『C言語』って呼ばれるようになったんだって。ゲラゲラ。」